2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年読了冊数:83 積読:6

 P・G・ウッドハウス 『ドローンズ・クラブの英傑伝』

ロンドンの富裕層の紳士たちが集う名門「ドローンズ・クラブ」。二人の男がそれぞれ意中の女性にアピールすべく、一流の店で帽子を仕立ててもらったものの、出来上がった帽子が「合っていない」という相手の女性と喧嘩別れをする顛末。いつも最初は好きにな…

2012年読了冊数:82 積読:6

雑誌扱いのものを1冊にカウントすることはどうなんだろうと思わないでもありませんでしたが、112pというボリュームにしっかり詰まった内容も、読み物として非常に読み応えあるものでしたので1冊としてカウントしました。 ただし、雑誌扱いのものなので、そ…

 『柳田國男と遠野物語 日本および日本人の原風景』

日本における民俗学の道を作ったとされる、柳田國男の偉業を、『遠野物語』を軸にして網羅し、丁寧に解説した雑誌の特集号的な一冊。本誌の中には、様々な問題を抱える東日本大震災後の日本を、柳田國男が見ていた「日本」をもう一度見直すことで、今後採る…

 紅玉いづき 『サエズリ図書館のワルツさん1』

戦争を経てそれまでの社会システムが破壊され、電子データではない「本」は貴重な骨董品のような扱いとなった世界。そんな世界の小さな町で、父親から受け継いだ膨大な図書を広く一般人に貸し出しをする私設図書館の「特別探索司書」のワルツさん。図書館に…

2012年読了冊数:80 積読:7

8月も残りわずかですが、暑い・・・! 暑いと睡蓮は好調で、チュビーの2つ目の花も開花していますが、あまり水温が上がると、メダカやミナミヌマエビには厳しい環境になってしまうので、暑さはそろそろホドホドにして欲しいところです。 唯一咲いていない姫…

 1冊

伊藤計劃×円城塔 『屍者の帝国』 河出書房新社

 矢樹純 『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』

親しくしてくれている数少ない女性である、大学でフェミニズムを専門とする准教授の三崎忍に請われ、家族社会学者の矢樹純は、二十年ぶりに彼が捨てた故郷へと向かいます。忌まわしい風習がいまだに残っているその集落へと向かう途中、二人の目的の場所であ…

2012年読了冊数:79 積読:7

お盆の間に微妙に積読冊数に乏しくなったので、目に付いたものを購入。

 6冊

チュエルシー・ケイン 『昏い季節』ヴィレッジブックス J・D・ロブ 『死者のための聖杯 イヴ&ローク28』ヴィレッジブックス 伊園旬 『東京湾岸奪還プロジェクト ブレイクスルー・トライアル2』宝島社文庫 乾くるみ 『カラット探偵事務所の事件簿 2』PHP文芸…

 歌野晶午 『魔王城殺人事件』

小学5年生の翔太は、親友の宇田川香月ことKAZ、小川健太ことおっちゃんとともに、「51分署捜査一課」を結成し、探偵活動をして遊んでいます。そして、彼らが「デオドロス城」と名付けた近隣で色々なうわさのあるとある邸宅へ調査に出掛けたところ、そこで出…

2012年読了冊数:78 積読:2

ヒツジグサの2番目の花から出来た実がはじけて、今日の夕方水面にまた種が浮いていました。 勿論採取済み。

 初野晴 『空想オルガン』

顧問の草壁先生(♂)を巡って幼馴染のハルタ(♂)とライバル関係にあるチカ(♀)は、弱小吹奏楽部を全国大会まで持って行くことを目標とし、部員一丸となって夏の大会に挑みます。ですが、落ちてきた子供を助けたがためにチカが手を怪我したり、草壁先生の過…

2012年読了冊数:77 積読:3

 ヒツジグサの種採取

一番最初に咲いた花から出来た実がはじけて、ヒツジグサの種が水面に浮いていました。 ヒツジグサの種は、最初黒い種の周りにある袋状のものを浮きにして水面に漂い、その後沈んでから発芽するそうです。 以前は、種の採取をし損なったものの、砂利の中にあ…

 岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』

"良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い。"フランスの歴史上の政治家、タレーランの言葉をそのまま納得させるようなコーヒーと出会った主人公は、その店の魅力的な女性バリスタに好意を抱きます…

2012年読了冊数:76 積読:4

開花を期待していた姫睡蓮リトル・スーですが、暑さ対策のためにシェードを付けたのが災いして、花芽が駄目になっていました。 他の植物でもそうですが、置き場所を頻繁に変えたり、日照条件などを急に変えると駄目なようです。 睡蓮に関しては、日当たりは…

 紅玉いづき 『ようこそ、古城ホテルへ3 昼下がりの戦争』

古城ホテル『マルグリット』の、四人の女主人のうちのひとりであるジゼットの祖国ボルドーの軍部から、ある重要な会談の場として『マルグリット』を用いることが打診されます。それは、ボルドーとその支配下にあって独立を主張する小国との間の会談であり、…

 カーター・ディクスン 『黒死荘の殺人』

友人のディーン・ハリディから請われて幽霊屋敷でひと晩一緒に過ごして欲しいと頼まれたブレークは、知人のマスターズ警部を伴って黒死荘へと赴きます。黒死荘はかつて黒死病が猛威をふるった時代に、ルイス・プレージという男にまつわる不気味な事件が起こ…

2012年読了冊数:74 積読:5

 1冊

岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』 宝島文庫

 紅玉いづき 『ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち』/『ようこそ、古城ホテルへ2 私をさがさないで』

追放された魔女のピィ、退官した美貌の軍人ジゼット、亡国の姫君のリ・ルゥ、わけあり稼業から足を洗ったフェノンの、帰る場所をなくした四人の少女の前に、青銀の少年が現れて「古城ホテル『マルグリット』の女主人になる気はないか」と持ちかけます。そし…

2012年読了冊数:72 積読:4

 辻村深月 『ふちなしのかがみ』

■『踊り場の花子』■お化けと呼ばれ、学校で仲間外れにされていた少女が、毎日一人で掃除をする階段は「花子さん」が出るという場所でした。そこで出会った女の子と親しくなった彼女は、その子に本を貸しますが…。花子さんと会う、あるいは花子さんがその人に…