2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2006年読了冊数:167冊 積:12冊

 リンダ・ハワード 『ダイヤモンドの海』

ダイヤモンドの海posted with amazlet on 06.09.26リンダ・ハワード 落合 どみ ハーレクイン (2003/03)売り上げランキング: 179,806Amazon.co.jp で詳細を見る 原題:Diamond Bay、ほぼそのままの邦題なんですが、こういうのこそ意訳して内容を汲み取ったタ…

 京極夏彦 『邪魅の雫』 講談社ノベルズ

相変わらず殺人的に分厚いです。 読み出せばきっと一気読みなのでしょうが、持ち運びを躊躇う・分厚くて重かったり【物理的に】読みにくいのが難点でしょうか。 限定モノとか言われると弱いんですが、大磯・平塚地区限定版http://shop.kodansha.jp/bc/yoyaku…

2006年読了冊数:166冊 積:11冊

 リンダ・ハワード 『もう一度愛して』

もう一度愛してposted with リンダ ハワード Linda Howard 小林 令子 ハーレクイン (2004/09)売り上げランキング: 78,892Amazon.co.jp で詳細を見る やり手の女性記者のサリーは7年前に夫に捨てられて以来、自分を向上させ、今では仕事に生き甲斐を見い出す…

 早瀬乱 『三年坂 火の夢』

実は「三年坂で転んでね」という謎めいた言葉を残し、実之の兄は帝大を辞めた上に腹に負った傷が原因で死んでしまいます。 兄が死んだことで、ゆくゆくは帝大に入るために一高を受験することになった実之ですが、兄の死の直接の原因と、そして兄が東京で探し…

2006年読了冊数:164冊 積:12冊

『邪魅の雫』が出る前にもうちょっと積読を消化したいところですが。

 リンダ・ハワード 『あの日を探して』

町の人々からはクズの一家と蔑まれて過ごした主人公のフェイスの少女時代は悲惨なもので、極めつけに、、母親と町の有力者の男が、それぞれの家族を残したまま姿を消してしまいます。母親の不倫相手の息子のグレイに、仄かな恋心を抱いていたフェイスですが…

 5冊

パトリシア・コーンウェル 『証拠死体』『遺留品』『真犯人』(講談社文庫) ジリアン・ホフマン 『報復ふたたび』 ソニーマガジンズ ペニー・ジョーダン 『シルバー』 MIRA文庫

三津田信三 『凶鳥の如き忌むもの』

『厭魅の如き憑くもの』の続編ですが、こちらはホラー色の強い従来の作品よりも本格ミステリ、それも密室もの・人間消失ものに徹した感があります。しっかりとしたロジックとトリックは見事で、本格ミステリという観点から見れば、これまでの著作の中で一番…

2006年読了冊数:162冊 積:8冊

 リンダ・ハワード 『黄昏に生まれたから』

ある時から自分が幽霊を見ることが出来るのに気が付いた女流画家のスウィーニーは、殺人犯しか知らないはずの死の瞬間を、眠っている間の無意識のうちにキャンバスに描き出してしまうようになります。 画廊の女性経営者のキャンドラの、離婚間際の夫リチャー…

 ジェイニー・ボライソー 『容疑者達の事情』

夫に先立たれた傷をまだ癒せずにいるローズは、最近コーンウォールに来た女性の家で開かれるパーティに誘われます。ですが、そのパーティの最中に、彼女を招いた女主人が不審な死を遂げ――。 このところ被害者との間が必ずしも上手く行っていなかった夫、借金…

2006年読了冊数:160冊 積:9冊

 リンダ・ハワード/ダイアナ・パーマー/アン・メイジャー 『あの夏を忘れない』

本屋に行ったら、文庫にオマケのチャームが付いていたので、何となく。 中味はコテコテのロマンス小説、しかもいわゆるアンソロジーではありますが、邦版タイトルの「あの夏を忘れない」とあるように、夏にまつわる短編、とかの統一性があるわけでもありませ…

2006年読了冊数:159冊 積:9冊

やっと二桁を切りました。 が、これから買う予定も借りる予定もあるのですぐにまた積むことになりそうです。 光回線への乗り換え工事も終わったので、パソコンの周りにまた心置きなく積むことが出来ます。

 瑞山いつき 『スカーレット・クロス 月の下に咲く花』

シリーズ短編集ということで、書き下ろし1編を含む全5編で構成されています。 短編集としての構成ということでは、正直収録作品ごとに物語中の時間がかなりバラつきがあるので、その間変化する主人公達の関係が収録された作品では見えず、あとがきで書かれ…

 パトリシア・コーンウェル 『検屍官』

女性を暴行して殺害する残忍な連続殺人事件が起こる中、リッチモンドの女性検屍局長のケイ・スカーペッタ自身を窮地に追い込む事態までもが起こります。検屍局のコンピュータに何者かが侵入した形跡が見つかり、さらには捜査情報がマスコミにリークされ、情…

2006年読了冊数:157冊 積:10冊

本日購入した本を本日読了したので、数は動かず。 いったん二桁まで積むと、中々消化できません。

 有川浩 『図書館内乱』

前作『図書館戦争』に比べると、内容的には登場人物の個々の掘り下げと今後の伏線という役割であろう本書は、些かパワーダウンしているという印象を受けます。シリーズを通して前作と比較するならば、前作が非常に動的であったのに対し、本作では「内乱」の…

2006年読了冊数:156冊 積:10冊

 ジリアン・ホフマン 『報復』

12年前に暴行され、心に傷を負った女性地方検事補のC・Jが法廷で対面した連続女性殺人鬼の声は、自分を暴行したレイプ犯のものだった――という本作、ジャンル的には警察小説でもあり、法定小説でもあると同時に、サイコ・ミステリ的な色彩も強い作品だと言…

2006年読了冊数:155冊 積:11冊

読んでいるのに積んだ数がいっこうに減りません。 不思議なことです。

三津田信三 『凶鳥の如き忌むもの』

 ペニー・ジョーダン 『苦いレッスン』

ハーレクインの世界では大御所らしいので、とりあえず薄そうなのを読んでみました。 …。 ……。 まぁ何と言うか、殺人事件とか起こらないと私の中では盛り上がりに欠ける部分はあるのですが、短い中に結構詰め込んで、それでいて消化不良にはなっていないので…

 桜庭一樹 『GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―』

聖マルグリット学園の夏休み、日本から留学している一弥と、学園から出ることの出来ないヴィクトリカの二人の夏休みの物語が6編収録された短編集です。時系列的には丁度4巻と5巻の間で、本編での脇役達が遭遇する事件を学園のヴィクトリカが推理するとい…

2006年読了冊数:153冊 積:11冊

[購入]2冊

鳥飼否宇 『樹霊』 東京創元社 若竹七海 『火天風神』 光文社文庫

 2冊

キャサリン・コールター 『ぬくもりの余韻』 サヴィッチとシャーロックのFBIシリーズの作者ですが、こちらは全く普通のロマンス小説。 主人公も相手の男も少々書き込みが甘くて食い足りない上に、周りの脇役達の書き込みが浅いため、全体的に平坦な印象。 物…

 北森鴻 『親不孝通りディテクティブ』

連作短編集という北森作品ではお馴染みの形式の1冊ですが、これまでの作品とは少々毛色が異なった雰囲気だと言えるでしょう。 本作は、事実と論理的思考を積み重ねて合理的な解決を導く本格ミステリの方式というよりは、推理の裏付けは薄くその過程に若干の…