2008-01-01から1年間の記事一覧

 図子慧 『駅神』

京成金町線の駅に雨の日にだけ時折出没するという老人、通称「ヨンバンセン」。あるサラリーマンが突然命じられた海外出張のその日、この老人が告げた占いの内容が気にかかって直前で降りた飛行機が火災を起こし、サラリーマンは間一髪で危機を逃れます。そ…

2008年読了冊数:104 積読:2

「積読2」と言っても、1冊は相変わらず行方不明のままなので、実質もう読む物が1冊しか手元にないことにたった今気が付きました。 さて困った。

 前田栄 『THE DAY Waltz 2』

400年前に殺された錬金術師の魂が捕われた本のページを破るという、月に1度の満月の晩のミッションをこなしていく11歳の少年パウロと、お気楽な幽霊となった錬金術師フィラレテスは、彼らを妨害するホムンクルスの少女に対抗するべく、自分らもホムンクルス…

 芦辺拓 『月蝕姫のキス』

通学路で起こった殺人事件の目撃者となってしまった少年、暮林一樹は、彼の見た光景と他の証言との食い違いを警察に指摘されます。何事も徹底して考え抜かないと気がすまない彼は、たった一人の友人である夏川と話しているうちに、この事件の犯人はクラスメ…

2008年読了冊数:102 積読:3

 1冊

芦辺拓 『月蝕姫のキス』 理論社ミステリーYA!

 麻見和史 『真夜中のタランテラ』

アンデルセンの赤い靴の寓話に自らを重ね合わせていた、義足でありながら世界的なダンサーとして活躍していた女性が殺され、彼女の残っていた足までもが切断されて発見されました。そして彼女自身の左足の義足と、切断された足の代わりに添えてあった持ち主…

2008年読了冊数:101 積読:3

ディミティおばさま〜を読んでいたら、「ルートビア」という飲み物が出てきました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%93%E3%82%A2 何だか味とか想像できないんですが、飲んでみたい気が(でも1本だけ通販するのも微妙だし…

 ナンシー・アサートン 『優しい幽霊1 ディミティおばさま現わる』

離婚、生活の不安、大好きな母の死という不幸続きのロリのもとに、弁護士からディミティおばさまが亡くなったという報せが届きます。ですがロリの知る「ディミティおばさま」とは、幼い頃から母が彼女に話してくれた大好きな物語の主人公でした。ディミティ…

2008年読了冊数:100 積読:4

どうも去年の半分くらいのペースでしか読書をしていないんじゃないかという気がしますが、今年もようやく三桁。 どう考えても今年中に200には到達しないなぁと。

 有栖川有栖 『火村英生に捧げる犯罪』

■自宅から見える廃工場から出てくる人影を見たという隣人からの通報で、工場のかつての経営者が見回りに行って見つけたのは、中で不自然な縊死をしていた遺体でした。そして捜査の中で、その時間に近くを通り掛かった会社員の証言と食い違う証言が出てきます…

2008年読了冊数:99 積読:5

CDは注文したのが8月初旬。 その間2度ほど「期日が来ましたがまだ入荷できません」メールが来ていたものの、そのままキャンセルせずに置いておいたらようやく手に入りました。 アルヴェスタムの方向性というのがUnmooredのようなところにあるとすると、Scar…

 Unmoored "Indefinite Soul"

先日 Scar symmmetry を脱退したクリスチャン・アルヴェスタムがGtとVoをつとめるスウェーデン産メロデスUnmooredの3th。 メロデス(=メロディック・デスメタル)と言ってもそれこそ Scar Symmmetry や Soil Work みたいにメロいわけではなく、むしろブラッ…

 1冊

麻見和史 『真夜中のタランテラ』 東京創元社

 河上朔 『wonder wonderful 上/下』

異世界と行き来し、向こうの国の危機を救って国王に即位した「ザキくん」の恋人である妹のヒナタが病気で苦しんでいる事を、姉であるコカゲは知ります。妹を助けるため、コカゲは夢中で異世界に飛び込んだものの、城に侵入した不審者として扱われ、ヒナタの…

2008年読了冊数:97 積読:6

9月の読了は13冊。

 3冊

芦辺拓 『十三番目の陪審員』 創元推理文庫 河上朔 『wonder wonderful 上/下』 イースト・プレス

 北森鴻 『虚栄の肖像』

■銀座で花師をする傍ら、絵画修復師としても確かな腕を持つ佐月恭壱が請け負ったのは、火災で無惨に焼けた肖像画でした。有名画家の手によるものでもない、しかも経済状況も決して良くない依頼主はしかし、その絵の修復の報酬として正真物の古備前を佐月に渡…

2008年読了冊数:96 積読:4

暫く前に読書メーターに登録したものの、あまりにムラのある自分の読書が目に見える形になっただけな気が…。 頑張って今日のうちにもう1冊くらい読もうと思ったものの、猛烈な眠気に襲われて断念。猫と布団が私を呼んでいます。

 荻原規子 『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』

バスも通っていない山奥の神社で生まれ育った泉水子は、中学三年になり、仲の良い友人に高校では寮に入ったらどうかと言われて、改めて自分が周囲の「普通の女の子」とは違ってしまっていることに気付きます。もっと人の中に入って「普通」になるために、地…

2008年読了冊数:95 積読:4

手持ちの積読が残り1冊になってしまった(しかもその1冊が長らく行方不明だったりする)ので、慌てて本屋に。 CDも欲しいなぁと目を付けている物がまた3枚ほどあったりする不思議…。

 3冊

ナンシー・アサートン 『優しい幽霊1 ディミティおばさま現る』 ランダムハウス講談社 有栖川有栖 『火村英生に捧げる犯罪』 文芸春秋 北森鴻 『虚栄の肖像』 文芸春秋

 乾くるみ 『カラット探偵事務所の事件簿1』

■学生時代からの友人の古谷に誘われ、井上は「カラッと解決いたします」を謳い文句に開設した「カラット探偵事務所」に勤めることになります。あくまでも依頼は「謎の解明」にこだわる古谷の元に持ち込まれたのは夫の浮気調査でしたが、その夫が浮気相手の女…

2008年読了冊数:94 積読:2

 山口雅也 『PLAY プレイ』

■優秀な外科医としての名声を持つ球磨は、実業家の妻や出来の悪い娘の前では存在感の薄い夫であり父親でした。ぬいぐるみの愛好家として知られる球磨の、家族へ向けられる愛情とは(『ぬいのファミリー』)。 ■息子が猿になってしまった――ガンジス流域で昔な…

2008年読了冊数:93 積読:3

ウォークマンのイヤホンについていたイヤーピース(↓みたいなの)がどこかで片方紛失した模様。 無くなったのに気付いたのが夜の散歩の時という時点で、どうしようもないという。

 瑞山いつき 『マギの魔法使い』

突然空から異国へ連れ去られた白魔女見習いの少女エメラルドは、この世界に重大な力を及ぼすウィザードに寵愛される「宝石」と呼ばれる血筋を持つことを知らされます。次代のウィザード候補でありながらそれを良しとしない「余所者のカカシ」の名を名乗るウ…

 コニス・リトル 『夜ふかし屋敷のしのび足』

女友達のセルマに頼まれ、彼女の離婚調停中の夫の家にあるはずだという、セルマが別の男性に宛てたラブレターを盗み出すために、カリーは「エレン・マクタビシュ」という偽名を名乗り、メイドとして屋敷に乗り込みます。さっさと手紙を見つけて逃げ出そうと…

2008年読了冊数:89 積読:4

そして『凶宅』は206号室のお姉さんが強烈。

 三津田信三 『凶宅』

翔太は引越しの当日、何か得体の知れない嫌な感覚をしきりに感じます。両親と姉、そして妹と一緒に新居に向かいながら、それは新しい家に対するものであることが分かります。山を切り開いて造成された宅地の中、建設途中で放棄された家が不自然に残っている…