2013-01-01から1年間の記事一覧

 倉阪鬼一郎 『白い封印 美術調律者・影』

絵画や音楽、映画など、自身で創り上げた呪いによって世界を支配しようとした異端の芸術家の黒形上赤四朗。その唯一の息子である影は、次々に世界に災いを運んでくる父親との戦いために、形上家の血脈に秘められたものを仲間たちとともに探り、そこから対決…

2013年読了冊数:32 積読:4

姫睡蓮だとばっかり思っていたら普通の温帯睡蓮だったチュビーのために、かなり大きい鉢を購入。 昨年は野菜プランターで狭そうにしていたにも関わらず、ちゃんと花を咲かせてくれたので今年は期待したいところ。 何故か赤系姫睡蓮のリトル・スーの調子は今…

 周木律 『眼球堂の殺人 The Book』

天才建築家の驫木が建てた「眼球堂」に招待された放浪の数学者の十和田と、彼に密着取材を試みるルポライターの陸奥藍子。二人を迎えた眼球堂には、日本を代表する各分野の学者たちが集められていて、全員を集めた席で驫木は建築学こそが全ての学問の頂点で…

2013年読了冊数:31 積読:5

 2冊

鈴木麻純 『ラスト・メメント 商人と死』 角川ホラー文庫 福田和代 『怪物』 集英社文庫

 神林長平 『敵は海賊・海賊の敵 RAJENDRA REPORT』

火星に降り立ち、伝説の海賊・匋冥の前に現れた青年ポワナ。そして海賊課にはポワナの姉で、フィラールの聖剣を振るうことが出来る唯一の存在であるサフラン・メートフが弟を探して欲しいという依頼を持ちかけてきます。ポワナが入信していた、フィラールの…

2013年読了冊数:30 積読:4

鎌倉文学館のバラを見てきました。 実はバラ祭りの期間中に開催されるバラ講座に申し込んでいたのですが、残念ながら抽選に外れたので、見ごろを逃さないように平日の朝イチで行ってバラだけ見て帰ってきたという。 本来ならば5月の23日頃が見ごろですが、…

 "Once" nightwish (2004)

キーボードのツォーマス・ホロパイネンを中心とし、シベリウス音楽院出身の女性Vo.ターヤ・トゥルネン、ゴシックメタル・バンドのDelainなどにも参加しているベースとヴォーカルをつとめるマルコ・ヒタエラ、ギターのエンプ・ヴオリネン、ドラムのユッカ・ネ…

 近藤史恵 『モップの精と二匹のアルマジロ』

清掃作業員のキリコは、夫の大介の勤める会社が入っている同じビルで働くことになります。そんな中、同じビルに入っている別の会社で働く「王子」と称されるイケメン男性の妻だという女性が、キリコに夫が浮気をしていないかどうかを探って欲しいと頼んでき…

2013年読了冊数:29 積読:5

 1冊

近藤史恵 『モップの精と二匹のアルマジロ』 実業日本社文庫

 岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る』

京都の街なかにひっそりと佇む「珈琲店タレーラン」のバリスタの美星の妹の美空が、休みを利用して京都へとやってきます。行動的で活発な美空に振り回されることになる美星と青山ですが、美空が京都へやってきた事情の裏側には、彼女たちと幼いころに別れた…

2013年読了冊数:28 積読:5

睡蓮やメダカを入れる鉢は水が入るのでどうしても重くなりますし、植え替えの時やメダカを掬う作業の時の姿勢なども、どうしても腰には負担がかかっていたので何だかボロボロになっています。 揚句に去年植え替えをサボったガジュマルが、鉢を突き破った根が…

 睡蓮植え替え&引越し

ようやく気候も安定してきたので、慌てて睡蓮の植え替えと、その後にメダカの引越しシーズンとなっています。 メダカはともかく、ミナミヌマエビまで屋外で飼い始めたのは失敗だったと思うのは、完全に砂利と同化して捕獲が大変だということと、冬越し用発泡…

 1冊

岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る』 宝島社文庫

 京極夏彦 柳田國男 『遠野物語remix』

遠野出身の佐々木鏡石が遠野で伝え聞いた物語を、柳田國男が編纂した『遠野物語』。それを京極夏彦が現代の読者に向けて自身の文章で書き下ろした一冊。 本書は、おおもとの『遠野物語』から、テーマごと・キーワードごとのつながりで配置し直すなどの試みが…

2013年読了冊数:27 積読:4

 日帰り日光

GW前の平日に人混みを避けて…ということで、日光日帰りしてきました。 丁度田植えを始める時期のようで、水を張った、あるいは田植えをしたばかりの田んぼ、まだ楽しめる山桜や里桜、雪を頂いた山という風景も楽しんできました。 ちょっと遠いんじゃ……と思…

 1冊

周木律 『眼球堂の殺人 The Book』 講談社ノベルス

 有栖川有栖 『闇の喇叭』

第二次世界大戦の終わりからの歴史が少しずつ変わったことで、その後の違った歴史を歩んだ日本の21世紀。北海道が独立して国は南北に分かれ、徴兵制があり、さらには国家権力を脅かすものとして探偵が禁止される世界。かつては私立探偵をしていたものの、や…

2013年読了冊数:26 積読:4

 紅玉いづき 『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』

少女サーカスの花形であるブランコ乗り、八代目のサン=テグジュペリ。ですが今、舞台に立つのは曲芸学校の厳しい訓練を潜り抜けてサン=テグジュペリを襲名した涙海ではなく、その双子の妹の愛涙でした。訓練中の事故で入院することになった双子の姉の頼み…

2013年読了冊数:25 積読:5

今週末は何が何でもうちの睡蓮の植え替えをしないと、すでにメダカが卵を産み始めているという……。

 2013年のお花見

今年は長く続いた寒さが一転、本当にあっという間にあらゆる花が咲いて散って行ったという印象。 それでも上野の国立博物館の庭園や伝法院の枝垂れ桜は何とか開花時期に見に行くことが出来ましたし、その後も法事で訪れた四谷の西念寺の桜の時期にもバッチリ…

 鈴木麻純 『ラスト・メメント 死者の行進』

急逝した写真家が遺した幼い姉弟と、写真家の弟子の女性フォトグラファーとの間にある確執。資産家の老人が自分の死に際して、広大な屋敷のどこかに隠した遺言を見つけた者に遺産を譲ると言ったことで見える親族の人間模様。死んだ恋人の最後のプレゼントを…

2013年読了冊数:24 積読:6

 福田和代 『碧空のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート』

音大卒業後に自衛隊の音楽隊に入隊してサックスを吹く佳音は、人よりもぼんやりしている上に何故かトラブル呼び込み体質。演奏会に向けて同僚たちと練習をする毎日の中、楽譜の紛失の謎、大学の卒業直前に起こったいくつかの騒動の謎、指導に行った中学での…

2013年読了冊数:23 積読:7

 2冊

倉阪鬼一郎 『白い封印 美術調律者・影』 角川ホラー文庫 鈴木麻純 『ラスト・メメント 死者の行進』 〃

 戸梶圭太 『おじいちゃんもう一度最期の戦い』

父親がツイッターに暴言を投稿したことでそれまでの会社を首になり、西東京にある荒廃しきった団地へと直人も引越しをすることになります。社会の最底辺の住人ばかりが住むその団地には、何年も顔を合わせたことも無かった、破天荒なギター職人の祖父が住ん…