2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年読了冊数:34 積読:5

 森晶麿 『黒猫の遊歩あるいは美学講義』

エドガー・アラン・ポオの研究をしている大学院生である主人公は、最年少で教授職に就いた天才、通称「黒猫」の付き人のような役割を任されてしまいます。でたらめな地図の真意、自殺したと思われる学生の死の真相、香水の香りが仄めかす初恋の相手の行動、…

2014年読了冊数:33 積読:6

 3冊

似鳥鶏 『迷いアルパカ拾いました』 文春文庫 堀川アサコ 『予言村の転校生』 文春文庫 吉永南央 『名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ』 文春文庫

 結城光流 『吉祥寺よろず怪事請負処』

代々庭師の家系に生まれた保は、吉祥寺でガーデンショップをの営む大叔父のところに下宿し、家事と仕事の手伝いをしながら大学へと通っています。なぜか不可思議なものたちに関わってしまうらしい保ですが、10年ほど前から店に住み込んでいる庭職人の啓介が…

2014年読了冊数:32 積読:3

 2冊

石持浅海 『彼女が追ってくる』 祥伝社文庫 柳広司 『怪談』 講談社文庫

 篠原美季 『よろず一夜のミステリー 枝の表象』

一家が不幸な死を遂げ、後に入った女性が孤独死を遂げたという家で、肝試しに来た若者たちが投稿した動画をきっかけに、幽霊騒動が持ち上がります。土地の持ち主の家族である人物からの情報提供を受け、都市伝説や不可思議な現象を扱うサイト「よろいち」で…

2014年読了冊数:31 積読:1

 上甲宣之 『JC科学捜査官 雛菊こまりと "ひとりかくれんぼ"殺人事件』

深夜に赤い糸で人形を縛り、名前を付けたその人形相手にする「ひとりかくれんぼ」。この、交霊術のような儀式を行っていたと思われる最中に、超心理学の研究者が殺害されます。人形に乗り移った霊が殺人を犯したかのような状況、ガラスに写り込んだ霊のよう…

2014年読了冊数:30 積読:2

 温帯睡蓮チュビー開花

今年も無事に開花しました。 今年で3年目になりますが、毎年1〜2回は花を咲かせてくれる睡蓮です。 最初の年は、野菜プランターに押し込めるようにして栽培していましたが、それでも花を付けてくれたくらいなので、比較的育てやすい品種ではないでしょう…

 小路幸也 『ナモナキラクエン』

「楽園の話を聞いてくれないか」と言って突然倒れ、そのまま帰らぬ人となった父親。それぞれ母親が違う「山(サン)」「紫(ユカリ)」「水(スイ)」「明(メイ)」の四人の兄妹たちは、父親の遺言に従って身内だけの葬儀を終えると、夏休みを利用してそれ…

2014年読了冊数:29 積読:3

 鎌倉・紫陽花2014

一週間前は肌寒かったのに、うって変わっての晴天の暑さでしたが、紫陽花が盛りになってきたので鎌倉行ってきました。 今回は長谷エリア。 もともと長谷の辺りは、紫陽花の時期にはかなり混雑するのですが、今年はドラマの舞台となっていたりしている影響で…

 北森鴻 『うさぎ幻化行』

音響技術者であった義理の兄である圭一が飛行機事故で死んだという報せを受けたリツ子は、「うさぎへ」という呼びかけからはじまる義兄の遺書を見ることになります。幼いころから義兄に「うさぎ」という愛称で呼ばれていたリツ子ですが、知人から彼が遺した…

2014年読了冊数:28 積読:4

 4冊

北森鴻 『うさぎ幻化行』 創元推理文庫 小路幸也 『ナモナキラクエン』 角川文庫 上甲宣之 『JC科学捜査官 雛菊こまりと“ひとりかくれんぼ”殺人事件』 森晶麿 『黒猫の遊歩あるいは美学講義』 ハヤカワ文庫

そして花火から1週間も経たずに、今度は梅雨入りしまして、一転して肌寒い週末。 まだ紫陽花にはちょっと早いですが、鎌倉行ってきました。 花には早い上に大雨注意報とか出てましたが、そのくらい条件が悪いと、シーズンには混雑して大変な明月院も、ゆっく…

 6月前半のお出かけ

先月末から暑くなって、6月の最初の何日かはうんざりするほど暑かったのですが、2日の夕方には勇気を持って(?)横浜開港記念祭の花火を見に行ってました。 日中33℃の暑さでしかも平日でしたが、早い人は午前中から場所取りをしていたらしく、私が行った1…

 Arch Enemy "WAR ETERNAL" (2014)

スウェーデンのメロデス、アーチ・エネミーの3年ぶり通算10枚目のスタジオ録音のフル・アルバム。 前作"KAOS LEGION"リリース後に、アモット兄弟の弟の方、クリストファー・アモットの2度目の脱退を経て、後任のギタリストにニック・コードル*1が加入しまし…

 西澤保彦 『必然という名の偶然』

付き合う女性と続かなかったり、結婚式を挙げる段になって花嫁がいなくなってしまうなど、どうやら女運に恵まれないらしい友人がまた結婚式を挙げるというので参列するものの、今回も何事もなしには終わらなそうで…。(『エスケープ・ブライダル』) 夫に届…

2014年読了冊数:27 積読:1

 Insomnium "Shadows of the Dying Sun" (2014)

シャドウズ・オヴ・ザ・ダイング・サンposted with amazlet at 14.05.29インソムニウム マーキー・インコーポレイティド (2014-05-21)売り上げランキング: 3,926Amazon.co.jpで詳細を見るフィンランドのメロデス、インソムニウムの3年ぶり6thアルバム。 多く…

 岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿 3心を乱すブレンドは』

関西のバリスタナンバー1を決める大会に出場することになった美星さんですが、その大会は前回大会である事件が起こったことで、一度は開催が見送られるという経緯がありました。2年前の大会で起こった事件については関係者が揃って口を噤む中、出場者の一…

2014年読了冊数:26 積読:2

そんなわけで*1週末は疲れ果てて翌日の日曜も抜け殻、週明けも疲れが抜け切っていないもので、せっかく届いたInsomniumの新譜もまだちゃんと聴けていません。 *1:というか、川崎大師へ行った日はそのまま急遽午後から友達と会うことになったので、朝5時過ぎ…

 川崎大師10年目毎の大開帳奉修

10年に一度のこの時期、その時にしか頂けない赤札というお札があるそうで。 ついでに言うと、普段は金網越しで遠くにいらっしゃる仏像の前を通って行けるので、これは行っておこうと前々から思っていました。 ネットで調べたところによれば、6時・11時・16時…

 米澤穂信 『満願』

ベテラン警官である主人公の目からして、最初から危なげなものを感じていた新人警官が、夫婦のいざこざの末の刃傷沙汰に巻き込まれて殉職します。小心者で小狡いところのあった新人警官の死の背景とは(『夜警』)。 音信不通になったかつての恋人が見つかり…

2014年読了冊数:25 積読:3

今年の姫睡蓮・スノープリンセス。 植え替えをしていないので、おそらくは5号鉢くらいの中に10株くらいが詰まった状態と思われ、栄養不足で花がヒツジグサと見紛うばかりに小さくなっています(苦笑)。

 鎌倉・5月

5月は2回、鎌倉に行っています。1度目はゴールデンウィーク真っただ中。 ゴールデンウィークの鎌倉というのは、とにかく混むことは分かり切っているので、なるべく観光コースから外れたところに朝の早い時間から出掛けようということで、選んだのが仏行寺…